読売新聞に「子連れ出勤モデル事業」について掲載されました。
子連れ出勤普及へ一歩
つくば市が、NPO法人子連れスタイル推進協会の協力を得て、子育て中の親が乳幼児と一緒に出社して仕事をする「子連れ出勤モデル事業」に取り組んでいる。
子連れ出勤の実践で知られる市内の授乳服メーカー「モーハウス」を母体としたNPO法人が事業を担当しており、「導入に踏み切れない企業がハードルを越える一歩になれば」と期待する。
モデル事業はしないの三つの企業が協力。
東京フード株式会社では、総務課の宮越七奈さんが長男と共に出勤。「保育園に寄る必要がなくなり、通勤時間を30分ほど短縮できた」と話す。
坂本千夏さんは授乳期で可能な限り母乳で育てたかったといい、「無理だと思っていたが、子連れ出勤で働き続けられる」と喜んだ。
丹羽弘社長は「生産年齢人口が減少する今、女性が長く安心して働ける企業にしないと淘汰される。実際にやってみて今後のルールづくりをしたい」と語った。
担当者は「育休からの仕事復帰は負担が大きく、本人にも企業にもリスクがある。子連れ出勤はその間をつなぐ選択肢ともなるが、導入例はまだ少ない。」と指摘。
事業を通じて普及を期待している。